2015年3月24日火曜日

日和佐の岩場(1)

2015年3月21日(土)~22日(日)

徳島県の日和佐の岩場へ行ってきました。丹波篠山からM氏,F氏,阪神からO氏とやまおとこの4人です。

アプローチは約40分です。

アプローチ分岐点での景色

右側が切れ落ちた斜面で,その先は断崖絶壁です。慎重にトラバースします。

アプローチは悪い。

岩場に到着。ドーム内にクライムダウンします。ボルダー10級くらい。落ちると大けがをします。

バックステップでクライムダウン。

日だまりエリアにザックを下ろし,準備完了!


アップは「潮騒エクスタシー(5.10b)」にて。Mu氏,OSに成功しました。

快適なルート。

フェース好きのO氏は,「のぼれたいやきくん(5.10c)」にチャレンジ。やまおとこは一度登っている課題だったので,ヌンチャクをかけました。途中,ホールドが欠けてフォールしました。

日和佐の岩場は岩が取れやすい。

アップが終わり,F氏とドーム内へ。「ラジャラウト(5.11d)」に1回トライするも,失敗。核心のムーブを探りました。

その後,「パピヨン(5.11b)」へ。下部のハング越えに癖があり,上部のハンドジャム,フィンガージャムに苦しめられました。2回目でRP。


F氏は「岬めぐり(5.12b)」へ。2回目でRP!おめでとうございます。

やまおとこも去年RPしました。

やまおとこは「甌穴群(5.11d)」へ。なんと一撃!


核心での必殺ムーブが有り,それを使うと5.11aくらいになります(笑)

甌穴群(5.11d)

カンテなしであれば5.12bとのこと。次回挑戦します。


暗くなる前に下山します。帰りは25分ほどで下りられました。

さて,2日目。えびす浜キャンプ場でのテント泊は快適です。


Mu氏が2日とも朝食を用意してくれました。とても美味しかったです。


分岐点へ。


今日は日だまりエリアへ直接下りました。これまた危険きわまりない。


到着!

太平洋に癒されます。

アップはおなじみの「潮騒エクスタシー(5.10b)」。クールダウンでも使いました。


今日は昨日よりも天気がいいです。「ラジャラウト(5.11d)」に3回挑戦しました。ワンテンであえなく撃沈。宿題になりました。

F氏はなんと3回目でRP!核心での2カ所あるクリップを1回してクライムダウン,その上もクリップして遙か下まで降りてくるという荒技で登りました。あれはまねできない・・・。

日和佐は涼しいタイといった感じで,最高のクライミングが楽しめます。

スポルティバ「ジーニアス」いいです!

「ラジャラウト(5.11d)」の核心では悪いカンテを持ち,左足を遙か先の左側へ持って行きます。そして,体を水平にすると楽になります。あとは,キョンさえ極まれば楽勝。

楽しかった時間も終わりに近づきます。下山もかなり危険です。

絶対に落ちられない。

帰りはえびす洞温泉へ。


食事は「ひわさ亭」にて。


このお店は日和佐でもっとも美味しいのではないでしょうか。

シーズン最後の蠣。

ドッかぶりのクライミング,温泉,海の幸を楽しんで,最高の2日間が過ごせました。

2015年3月19日木曜日

スポルティバ「ジーニアス」インプレ

2015年3月16日(月)

スポルティバのクライミングシューズ,ジーニアスが届きました。

P3+No Edge

海外から取り寄せをして,2万円弱かかりました。日本での発売予定は今年の5月以降だそうです。

ダウントゥはソリューションの良さを取り入れ,No Edgeシステムのため親指の感覚はフューチュラです。トゥフック・ヒールフックに施されたラバーソールは異次元の性能です。シューレースにより一体感はさらに増しました。

ソリューションは38 1/2 ですが,ジーニアスは39にしました。結構柔らかいシューズで,38でもよかったかもしれません。

ジムで履くと注目の的に・・・。

ソールは,Vivram XS Grip2 3,5mmを採用。パイソンの足裏感覚には敵いませんが,ソリューションよりはいいです。No edgeのためか,細かいホールドに親指で立っている感覚がとても伝わります。薄かぶりから傾斜のきつい壁専用シューズになりそうです。

とはいうものの,垂壁でのクライミングは,ブースティックとミウラーの2刀流。これは不動です。

2015年3月16日月曜日

錫杖岳 北尾根第3岩稜~本峰 冬期初登 2日目

2015年3月15日(日)

4時起床。朝食はラーメン。めっちゃうまい!


6時出発。朝はのんびりしました。

狭いシングルウォールテント。寒かった。

天気はなんと快晴!無風。そして暖かい。雲一つありません。天気予報が外れ,W氏の予想通りに。

槍ヶ岳と穂高岳の稜線が美しい。

今日も雪稜ラッセル。睡眠もとれ,ラッセルにも慣れてきたので,楽しくなってきました。


ひたすらラッセル。


途中2尾根?が見えてきました。W氏はこれをやりたいとずっと言っていました。

どう見てもやばい。
10時。山頂到着。

最高の登山日和。

W氏は大木場の辻まで行きたいと言いますが,あまりに遠いので今回はやめました。

大木場の辻左後ろに御岳が。煙を噴いています。

10時30分。北尾根のコルから下降開始。W氏は登りも下りも,やまおとこの2倍のスピードです。ついていけない・・・。

雪崩を警戒して離れて歩く。

前衛フェース。右側奥のグラスホッパー周辺で,登っているクライマーがいました。このあたりは日当たりが悪く,3月が一番いいそうです。

1ルンゼは繋がっているが不可能。氷がグザグザ。

気温がとても高く,あちこちにデブリが。デブリの写真を撮って通過した1分後,かなりでかい雪崩が同じ場所で起こりました。

この1分後,巨大雪崩発生。

間一髪でした。W氏とかなり離れて歩いているので,埋まったらおしまいでした。沢筋では警戒していましたが,樹林帯でこんなにでかいのがくるとは,完全に油断していました。

12時下山。稜線から1時間半で駐車場へ。W氏のペースについて行くので必死でした。これでも彼はゆっくり歩いているようでした。

ラッセル有り,未登ルートでのクライミング有り,雪稜有り,登頂有り。過去最高の登山ができました。何よりW氏のモチベーションの高さにいい刺激を貰いました。

<今回W氏から学んだこと>

・例えば冬期左方カンテを登る場合,アプローチでラッセル有りと無しではグレードが違う。トレースを追った登山はエイドクライミングと同じとのこと。自分で道を切り開いて登るのが登山の本質。

・もも~腰ラッセルの時は,スラブのマントル返しと同じ要領でやる。わざわざ切り崩していては時間がかかりすぎる。ストックを使わず手でやるべき。ステミングもラッセルのムーブ。キックステップはもちろんのこと,膝の角度,両足の距離,重心移動など繊細さが求められます。ラッセルもクライミングと同じ。ムーブがたくさんある。Mグレードと同じでRグレードをつけて楽しむのも一興。

・ワカン,テントマット,スコップすべてにいたるまで,しっかりとしたセルフビレイを取る。外付けのサーマレストマットは,壊れないよう袋に入れていました。これが壊れたら,そこで敗退なので,とのこと。

・Wアックス+1スコップというクライミングもあり。カッコイイ登攀なんてそうそう無い。空荷ではムーブが楽しめるのは当たり前。ザックを背負ってのクライミングができてこそ山屋といえる。

帰り道に「奥飛騨ガーデンホテル焼岳」のうぐいすの湯へ。500円ですばらしい施設でした。浴衣着用の混浴風呂でした。

錫杖岳 北尾根第3岩稜~本峰 冬期初登 1日目

2015年3月15日(日)

富山のWさんとやまおとこで,錫杖岳へ行ってきました。

兵庫県を19時出発。24時ひるがの高原SA着。3時間寝るつもりが,金属チェーンをつけた大型除雪車が2台動き回り,大騒音で寝られず・・・。1時間の仮眠でSAを出発しました。

高山の「すきや」で牛丼を注文し,道の駅「かみたから」で食事。1時間仮眠して待ち合わせの5時となりました。

荷物の分担をするとき,W氏は来週の剱のトレーニングがしたいので,荷物を重くしたいとのこと。共同装備については,彼が食事,登攀具一式(キャメロット,トライカム,ナッツ,ハーケン),ロープを持つことに。自分はテント,ガスだけでした。ビーコンチェックをしていざ出発!

5時50分出発。

登山道入口から50mほどはトレースがありましたが,そこからあとはトレース無し。W氏はトレースがないことが分かると大喜び。

6時。ワカン装着

7時。渡渉地点へ。ザックを先に投げました。ワカンを履いてのジャンプ,危うく落ちるところでした。

もも~腰ラッセル。

8時,前衛フェースが見えてきました。W氏のラッセルの早さに驚愕。黒部横断している若者はすごい!

W氏曰く,ラッセルにもグレードがあるらしい。Rグレードと名付けていて,今回は「R3」くらいなので普通ですとのこと。ちなみに,最高グレードのR8は,時速100mのラッセルだそうです(笑)

右手に前衛フェース。

前衛フェースを素通りして,右上しました。前衛フェースを通り越してからがとにかく長い!



11時。ようやく北尾根第3岩稜取り付きに到着しました。空荷でトレースをつくって,進みます。この時点で,ラッセルに慣れていないやまおとこは燃え尽きました・・・。

二人で相談してラインを決めました。未登らしい。

1P目。Ⅳ級。やまおとこリード。じゃんけんに勝ちました。15キロのザックを背負ってのクライミング。

この岩場は見た目以上に悪い!逆層で,節理が発達しておらず,クラックが全く見当たりません。草付きは解凍され,氷はグザグザ。

この下のプロテクションは10mほど下でした。

約10mのランナウト。必死で雪を掘り起こすもクラックは見つかりませんでした。下りることも出来なくなり,覚悟を決めました。 そして核心の5mトラバースへ。

1P目核心。立木へのトラバース

10mのランナウトでトラバース。15キロのザックを持ってグラウンドフォールすれば,位置エネルギーもかなりのものです。落ちたら死ぬだろうな,と何度も思いました。ラッセルでパンプした足が震え出します。意を決してトラバース開始。

トラバース成功!!何とか生還しました。立木でビレイポイントを作成し1P目終了。

2P目。W氏リード。Ⅱ級。

2P目

3P目。Ⅴ級。W氏リード。この時点でやまおとこは,疲労困憊。W氏がリードしたいと強く言うので,お任せすることにしました。

このピッチはかなり難しい。どパンプしました。
4P目。グレード不明。W氏リード。60mいっぱい伸ばします。ラスト20mは傾斜50度くらいの柔らかい雪壁。柔らかい雪は,ステミングがいいとのこと。

体力無限大のW氏。気力もすごい。

最後はロープがいっぱいになり,コンテで登りました。

W氏はバケツを掘って,ボディビレイをしていました。やまおとこの為に,渾身の力で引っ張り上げてくれます。

ステミングで登ったとのこと。
16時。ようやく尾根上に出ました。

尾根を出てからもしばらくはビレイして,進みました。


16時30分。ビバーク準備開始。やまおとこがテントを張っている間,W氏は明日のためにトレースを作りに行ってしまいました。

ようやく食事にありつけました。W氏の料理はうまい!


2015年3月9日月曜日

不動岩 正面壁(3)

2015年3月8日(日)

丹波,西脇のY氏,Mu氏,阪神からはO氏とやまおとこで,不動岩「正面壁」に行ってきました。

天気予報によると今日の天気は晴れ。気温は14度あたりまで上がるとありましたが,6度くらいまでしか上がらず,日の陰っている時間帯が殆どでした。

10時前に正面壁到着。Y氏はアップでミート&ポテトへ。

さくさく登っていました。

やまおとこは「タイコ」を3トライ。RPできました。通算10トライ近くかかりました。前日の大雨で,ホールドが湿っていました。

上部の両手ピンチが悪すぎて,いつも同じところで落ちていました。核心が3カ所あって,5.12aでもいいような課題だと思いました。

O氏もタイコへ。タイコホールドまで到達できました。

Y氏は3便「小熊物語」を出しました。残念ながらRPならず。終了点直下で落とされてしまいます。

スラブが苦手だとのこと。

やまおとこも初チャレンジ。スラブは嫌いではないので,下部はすんなり抜けられました。

限定があってやや不快な課題・・・
ハングからのホールドが分からず3テン入りました。終了点で落とす課題,面白かったです。タイコよりは簡単かな。

O氏も挑戦。スラブを登ったところで終了。

スラブ女子。

Mu氏はミート&ポテトに的を絞ります。リーチ一発でガバホールドに届かないので,とても苦労していました。

3便ほどトライ。次回に持ち越し。

核心のハング越えで,ハイステップからガバを取りに行くムーブが悪そうでした。 このムーブだと,10cくらいにはなりそうです。

大盛況だった不動岩。とても楽しかったです。やや早めの17時に下山しました。

<今日登ったルート>

5.10a ミート&ポテト
5.11c タイコ 3トライ
5.10a なめくじ(NP,残置ナッツの回収)
5.11d 小熊物語
5.10b   イエスタデイ
5.10c リトルボーイ