2017年12月6日水曜日

ギリシャのクライミングジム「RedPoint Athens」

続いて、ギリシャの首都アテネにあるクライミングジム、「RedPoint Athens」へ行ってきました。



このジムへは「Kato Patissia」駅から、徒歩2分程度で到着しました。

アテネで有名なオモニア広場から電車に乗り、北へ4駅で到着します。


こじんまりとしたジムで、粉チョークを使うことが禁止されているため、液体チョークを持参することをお勧めします。

こじんまりとしたジムの特徴として、クライマー間の情報のやり取りが容易で、色々と情報を仕入れることができます。


ギリシャでもっとも有名なクライミングエリアはカリムノス島ですが、アテネ近辺にもたくさん岩場があるそうです。

余談ですが、ギリシャという発音は「グリース」、アテネは「アセンズ」といわなくては通じません。日本では和製英語が多くて困ったものです。


写真を見てのとおり、非常に狭いジムです。


ルーフ壁もありますが、気持ち程度の課題があるのみです。


ジムに来ている人はどちらかというとアルパイン系の方が多く、山登りを主体としていて、コミュニティーができているようでした。

入場料金は安く、登録料はかからないため、気軽に入店できるジムです。岩好き店長さんが親切で、岩に誘ってくれると思います(笑)

2017年11月13日月曜日

ブルガリアのクライミングジム「Walltopia Climbing Center」

ブルガリアの首都ソフィアのジム「Walltopia Climbing Center」に行ってきました。

ブルガリアはキリル文字とブルガリア語の国で、英語が殆ど通じずかなり大変でした。

最寄り駅の「G.M. Dimitrov」から徒歩30分で、クライミングジムに到着しました。

アプローチがとてもややこしいうえ、怖い雰囲気のエリアを通ったので、タクシーでアプローチする方がいいと思います。「Sofia Tech Park」に行ってくれと英語でいえば、通じるのではないでしょうか。



これまでいろいろなジムに行ってきましたが、ここは間違いなく最高の環境です。

オートビレイ機が10台以上完備しています。壁の高さは約20m、面積は1731平米。


壁にLEDが埋め込まれており、ホールドが様々な色に光ります。とても美しいです。


ボルダーエリアも滅茶苦茶広いです。人がほとんどおらず、のんびり登れました。


壁の傾斜も様々です。ヨーロッパ特有のフィジカル系課題がとても多かったです。


セッターの努力のたまものです。


グレードは、初心者用から5.13あたりまで用意されています。


日本にこんなジムがあれば、絶対に大人気になるでしょう。


壁の面が多すぎて写真に収めきれません。


ブルガリアの方と交流したところ、この国にも岩場があり、開拓されているそうです。


次に来ることがあれば、外でも登ってみたいと思います。


上記写真は、入口の風景です。


ブルガリアのクライマー。自分は8A+を登ったことがありますが、それを言っただけでヒーローのような扱いを受けました(笑)

値段も千円くらいで入れて、登録料はかかりません。ソフィアでもっともお勧めのジムです。ソフィアの人が羨ましいです。

2017年11月9日木曜日

オーストリアのクライミングジム「Kletteranlage Flakturm」

続いて、オーストリアの首都ウィーンにあるジムに行ってきました。

有名なマリアヒルファー通りすぐそばにある「Kletteranlage Flakturm」というジムです。



オーストリアもドイツ同様、ドイツ語が公用語です。しかし、殆どの人が英語を話すことができます。

英語で受付を済まし、ロッカールームで着替えをして屋外のクライミングエリアへ移動しました。


難易度は5~7cまであります。壁の高さが日本では考えられないくらい高く、20m以上はありました。

アメリカ人の若い女性クライマーが「ビレイするよ!」といってくれたので、登らせてもらいました。


トップアウトした時の景色は素晴らしいプレゼントでした。


この壁の特徴は、人口ホールドだけではなく、壁のクラックや岩の突起も使わなくてはならず、総合力の試される課題が殆どです。


リードに疲れたらボルダーエリアもあります。イタリア人の男性と会話をしていると夕暮れになり、自動的に閉店しました。

オーストリアといえば「アンナ・シュテール」や「ヤコブ・シューベルト」など、有名なクライマーがたくさんいます。

ジムの数もかなり多い印象を受けました。クライミングのとても盛んな国のようです。

2017年11月7日火曜日

ドイツのボルダージム「BoulderWelt」

長い間日記を更新していませんでしたが、少しずつ再開していきます。

右肩~右肩甲骨の故障が酷く、クライミングから遠ざかっていました。

その間に、長期間で海外に行っていましたので、まずはドイツ編から。

ドイツのフランクフルトにある「BouderWelt」に行ってきました。


ジムへのアプローチはいたって簡単。フランクフルト中央駅から電車に乗り、「Preungesheim」駅で下車。徒歩20分ほどで到着します。

 
途中、「Climbing Center Frankfurt / Main」というクライミングジムを通り過ぎるため、間違えないようにしなくてはなりません。

ボルダーをするなら「Bouler Welt」、リードをするなら「Climbing Center Frankfurt / Main」と住みわけができています。

上級者エリア

とにかく広い!初心者が登るゾーンと中級者、上級者とお互いに競合しないように設計されています。課題の質もとても高いです。

中級~上級者エリア

あまりに広くてすべての写真を載せることができません。

課題の特徴としてはホールド感覚が遠いです。日本より遥かに遠い!

中級者エリア

トレーニングエリアもあります。キャンパスボードが高くて驚きました。

中級者エリア

日本のジムと違って、会員登録料がかからないので、気軽に行くことができるジムです。そもそも、会員登録料ってなんやねんって話ですが。

続いて、ドイツのミュンヘンにある同じく「BoulderWelt Ost」へも行ってきました。



ミュンヘンオスト駅から徒歩5分で到着します。ちなみにエスト駅にもこのジムの系列店があります。


このジムもめちゃくちゃ広いです。


日本より課題の感覚が広いです。ホールの距離感が日本と明らかに違います。


地球儀はこのジムのモニュメントかな?フランクフルトのジムにもありました。


2階のカフェエリアより撮影。


ここは初心者エリアです。


ドイツのボルダー人口はすごいです。昼間から大盛況でした。

2017年8月6日日曜日

スカルパ「キメラ」

スカルパから発売されているクライミングシューズ「キメラ」のレビューをします。

ジムで10回程度、岩場で1回使用し、2ヶ月程度の期間でのレビューとなります。


普段の靴のサイズは26.2cmで、スカルパの靴は通常39-1/2を履いていますが、キメラは40にしています。

その理由は、キメラはダウントゥがキツいだけでなく、ターンインもかなり攻めて作られているからです。


靴の作りはレースタイプとなります。トゥフックがしやすいよう、ドラゴと同様のラバーがついています。

靴紐はしっかりと締めなくてはなりません。さもなければ、強いダウントゥとターンインの相乗効果で、ヒールフックの時に踵が浮くことがあります。


靴の裏側の写真です。フロントのゴムとヒールのゴムを接続するブルーのゴムが、ダウントゥ構造の持続性を担保します。

一目見てわかるとおり、ターンインはかなりキツい!ダウントゥもソリューション並のきつさです。強傾斜でも足が切れません。


以上を踏まえてキメラの感想ですが、非常にすばらしいシューズです。ジムクライミングではキメラをメインにしています。

ドラゴの粘りとソリューションのダウントゥ、レースによる装着感など、絶妙なバランスとしか言いようがありません。

欠点をあげるとすれば、エッジング性能とヒールフックの安定性です。それが改善できれば、最強のシューズになります。

ここ最近、スカルパは日本で売り上げが伸びているとのことで、日本人の足形に合わせて設計していると聞いています。これはまさしくマスターピースといえるシューズではないでしょうか。

2017年7月20日木曜日

御在所岳「前尾根」

2017年7月16日(日)

今年の3月初旬以来の、御在所岳に行ってきました。

御在所岳は10回以上通った山ですが、いつも冬に通っていて、夏は初めて。涼しいことに期待をして入山してみました。


夏はアプローチがとても早い!駐車場から30分くらいで藤内小屋到着。

あまりの暑さで立ち眩みしそうでした。


夏はのどかでいいですが、いつも見える鈴鹿の景色がモヤっています。


いつもは雪の上を歩いていた道、こんなに岩があったとは!


藤内壁の圧迫感は冬ほどではないかな。

今回は肩の痛みが全く治らないので、初級者向きの前尾根へ。


案の定、先行パーティーが5組以上いました。

とにかく待つのが大嫌いなので左側から木登りして、5.9のクラックへ抜けました。


支点も人だかりで埋まっているので、自作支点をカムで構築。


2ピッチでP7を抜けて、P6へ。ここもノーマルルートは渋滞しているので、誰もいないクラックルートへ。


二つ目のクラックは結構いやらしい。左側のカチホールドから、クラック内部に入り込みました。


セカンドも大変そうでした。ザック背負ってるからしんどいのかな。


その後、チムニーを抜けました。これ、意外に難しいんだけど!


その後は簡単なピッチだったので、アプローチシューズで十分!

モヤが晴れてきて、伊勢湾岸が見渡せました。


中尾根もきれいです。次は中尾根行こうかな。

最後、突如天気が急変。ゴロゴロなりだして、雨が降ってきました。


ロープウェイでエスケープ。


初めて乗った御在所ロープウェイ。なかなかの絶景でした。

2017年7月2日日曜日

グラヴィティリサーチ難波

6月25日(日)

久しぶりのグラビティリサーチ難波です。

とても人が多いし、ここの施設はクーラーの効きが悪いので暑いです。

6月のクライミング日数は僅か5日ですが、右肩の調子は一向に治らず。

痛いだけなら我慢できますが、ムーブを起こすと激痛で悶絶…。


5.11Aまでにしようと決めて10本ほど登りましたが、体の限界です。

早々に退散して、難波の街を散策しました。


かに道楽の通りは、外国人(韓国人・中国人)が殆どで、日本とは思えない状況になっていました。


活気が合っていいですね。難波は面白い街なので、何度来ても飽きません。次はどこに行こうかな。