2017年5月15日月曜日

落石とグラウンドフォール

4月30日(日)に壊した体調が,ようやく回復してきました。先週は生まれて初めて喀血したので,結構ダメージがあったようです…。

それはさておき,クライミングをしているときに最も気を付けなくてはならないのは,グラウンドフォールと落石ではないでしょうか。

グラウンドフォールをすると致命的なダメージを負いますし,落石を直撃したら命に係わるでしょう。まずは落石の映像からご紹介…。

Rock fall in new Climbing Crag in Chulilla


人為的に起こした落石のようです。とても脆い岩場のように見えるので,登攀の対象にはならなさそうですが…どんなもんでしょうか。

私自身も落石の経験は何度もありますが,もっともやばかったのはマッターホルンでのこと。暗闇の中,上部から落ちてきた落石でした。

また堡塁岩での落石事故での第一発見者となり,救助もしました。

続いて,ご存知の方も多いと思いますが,ロープ切断の映像です。

Ground fall - Michele Caminati


私は幸いにしてこれまでロープ切断の経験はありません。しかし,知人の友人がロープ切断スレスレの経験をしたと聞いています。

ジムでクライミング中にフォールした際,ロープの外皮がバリバリと切れて,内皮の白い部分が千切れた状態で止まったそうです。

高所作業をしているベトナムのジムオーナーさんと話した時に,「高所作業は怖くないのか」と聞いたら,「クライミングはロープが1本だからそちらの方が怖い」と言い返されたのを思い出しました。

岩の状態はもちろん,ロープの流れ・状態確認には,細心の注意を払いたいですね。危険なスポーツなので,注意をしても事故に遭う確率をゼロにはできませんが,ゼロに近づける努力を続けたいです。

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